万引きについて弁護士に依頼するメリット

万引きをしてしまった場合、弁護士に依頼するメリットはあるでしょうか。

以下で見ていきたいと思います。

万引きは、刑法の窃盗罪にあたります。

万引きでも、逮捕されてしまうことはあります。

しかしながら、勾留されずに釈放されることも比較的多い類型の事件でもあります。

そこで、逮捕された場合、弁護士が適切に対応することで、勾留を避けられる可能性をより高めることができるといえます。

もっとも、前科が複数あったり、身元が不安定であったりする場合には、勾留されてしまうこともあります。

勾留された場合であっても、弁護士は早期の釈放や保釈がなされるように努めます。

万引きは、窃盗罪であり、財産に対する罪です。

そのため、被害を回復したかどうかという点が、検察官の処分においても、裁判になった場合の量刑においても、重要な要素になります。

万引きがお店で発覚した場合、その場で買い取りを行うこともありますが、レシートなどの証拠を保存して適切に検察官や裁判所に提出することが必要です。

その場で買い取りができなかった場合には、弁護士に依頼して、お店に対し被害弁償または慰謝料を上乗せした示談を申し出ることが、被害回復につながります。

なお、お店によっては、弁護士をつけても被害弁償を断られてしまうこともありますが、被害弁償ができる見込みも含め、弁護士に相談することをおすすめします。

被害弁償以外にも、弁護士ができる弁護活動はあります。

再発防止策や環境調整を図ることがその一つです。

万引きを繰り返す人の場合、窃盗症などの障害に起因することもあります。

そのような場合、適切な再発防止策や環境調整を図ることは、その事件だけでなく将来のためにも大切なことです。

弁護士は、そのような対策を取ったことを証拠化して、検察官や裁判所に提出します。

以上のように、万引きについて弁護士に依頼するメリットがある場合は多いです。

万引きをしてしまった方は、弁護士に相談してみることをおすすめします。